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2009/11/16

晩秋の墓地を訪れて、墓碑銘を〈読んで〉みよう。

たくさんの花で埋まってしまったような墓もあったが、よく見ると68歳の女性が、今年亡くなっているからです。

万聖節が終わったころの晩秋の墓地は、捧げられた菊やシクラメンの花に溢れ、その上に枯れ葉が散りつもったりしていて、とても美しい。
日本の寺の墓は「○○家の墓」と刻まれているだけで、実にすっきりとしている。それに比べると、フランスの墓地の墓には、いくつも墓碑銘が置いてあったりする。「私たちの愛する父へ」などという出来合いのものから、切々と、残された側の悲しみや良心の呵責(かしゃく)をはき出しているものも多い。日仏の気質の違いかもしれないし、仏教とキリスト教の死に対する考え方の違いかもしれない。散歩がてら墓地を訪れて、そんな墓碑銘を読んでいくのはなかなか興味深いのだ。(真)

ペール・ラシェーズ墓地
タルコフスキーの墓を探して
「私たちのイヌよ、あなたは人間より人間的だった」
モンパルナス墓地
モンパルナス墓地の日本人の墓
「あなたが私に愛することを教えてくれたから、苦しんでる」
アクセス・本

構成:佐藤真
文・写真:中川さやか、仲野麻紀、佐藤真

 

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